アンナ・ポゴリラヤ×インテリア詩

伸びたゴムのような

「家にいる」時間

寝ぼけたソファの上で

部屋の中を見渡した


猫が走り回り

壁に爪痕 椅子に噛み跡

夫は手狭なデスクで

小さく書類を書いている


この際だから

すべてを変えてしまおう

「家の中」で変化しよう

思い立った今日がその日


二人で家具を運び出し

傷んだ箇所を修理して

新しい家具を注文し

届いたものを組み立てて

すっかりしっかり整った


まるで新生活だ

「家にいて」も

見える世界は変えられる

見える明日は変えられる

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