新世界転星よりについて




 今回は新世界転星よりについて語ろうと思います。


 新世界転星よりはご存知の通り、カクヨムさまや他の小説投稿サイトさまでも投稿し終えている「地球転星」(他の小説投稿サイトさまで完結している地球転星はもう少し題名が長いです)を一から書き直した作品として新しく連載を始めました。


 この作品を新たに連載を開始しようと思った最も大きな理由は2020/10/10という日付で、この日付で連載を始めるのに最も相応しい作品を考えていた時に、どうしても地球転星しか思い浮かばなかったのです。

 私はどうやら投稿する日付に強い拘りを持つ習性があるらしく、この新世界転星よりではそれが非常に鮮明に色濃く現出してしまった感じになります。

 物語の制作上、これはデメリットでしかなく。あまり投稿日に拘るのはやめておいたほうがいいと読者の皆さんには進言しておきますが、私はどうもこれが性分のようです。しかしそれもこの新世界転星よりで終わりにしようと考えているので、他の新連載作二作品(二作品っ?)ではあまり投稿日は気にしないように心掛けるつもりです。


 話がズレてしまいましたが。

 新世界転星よりで登場させる人物は地球転星で登場した人物達とほぼ同じです。中には少しだけ氏名や名称、設定を変更する人物や箇所も出てくるかもしれませんが基本的に地球転星の設定をそのまま使用しています。

 違ってくるのは物語の展開で、地球転星では主人公と脇役の二人がいきなり転星の上空から落下してしまいましたが、新世界転星よりでは地球で主人公と脇役が出会い悩み続ける末に旅立つところから始めてみました。

 それが多分2021年で連載する内容になると思います。2022年からは主人公と脇役が転星に降り立つ所から始めるつもりですが多分、到着する最初の古代世界は地球転星とは全く違います。旅をして巡る世界は「新世界転星より」と「地球転星」では順番を変えようと思っているので、出てくる登場人物は何も変わらないのに出会う順番だけが違ってくるという時間ループものに似たような演出が図れると思っています。

 なので、登場人物達は出会う前から他の人間のことを知っていながら、出会う状況が予期していたものとは全く違うという新鮮さを演出できると私は考えています。


 さらに新世界転星よりでは地球転星では腑に落ちなかった科学考証をもう少し精錬させようと考えています。現在も「地球転星」のほうを読み返す時があるのですが「あれ?ここはこうじゃなくて、今はもっと既にこういう感じじゃないか?」というような箇所が出てきてるので、新世界転星よりではそこも修正して最新の最先端真理学として投稿しようと思っています。特にその役割は登場人物の真理マリによって語って貰おうと思っているので彼女の発言からは特に目が離せなくなるでしょう。


 新世界転星よりは現在もPV数があまり良くないので作者の好き放題に描けると私は勝手に解釈しています。これが下手にPVの高い状態ですと人気を得ようと当り障りのないことしか書けなくなるかもしれないので、この状態は不幸中の幸いとして受け取っています。


 鉄の棺桶アイアンコフィンを連載している時にも痛感したのですが、PVが少ない時の連載(特に更新する日付を固定した定期連載)は本当に執筆のモチベーションを喪失してしまうので痛烈な苦痛を覚えた記憶があるのですが、この新世界転星よりではPVが少なくとも非常に強い制作コンセプトがあるので迷わずその動機をコンセプト忘れずに連載していこうと思っています。


 その新世界転星よりの制作コンセプトですが、それは「『新世界転星より』では必ず読者が読むのをやめたくなるほどコテンパンに叩きのめす説教小説にする」というものです。

 説教小説とは、地の文やキャラクターのセリフを使い「読者を貶めるような説教臭い文を書いた作品」の事で、本来であればこれは極力避けるべき悪い要素です。

 しかし新世界転星よりではむしろこの要素を最も重要な要素として執筆することを心がけています。すなわちこれを読んでるお前ら読者を奈落のドン底に叩き落とすために読むのも苦痛な文を目指して仕上げるということです。

 脇役の半野木昇にはこれを徹底させますので、非常に読むのが苦痛な作品に仕上がると思います。例を上げるならこの地球という世界を真っ先に完全に否定しますのでもうこの時点で誰も読まないですね。

 とにかく他の連載作品の分まで非常に説教臭くなるように制作していくつもりなので、他の連載作では極力、説教臭さは削っていこうと思っています。登場人物が高説を垂れるのは新世界転星よりだけの役割であり、他の連載作品ではなるべく説教部分は無くして娯楽性を高めていこうという執筆方向に舵を切ろうと考えています。


 ほかにも新世界転星よりでは、地球転星では描けなかった場面を描くことも目指して連載していこうと思っています。

 具体的には地球転星では描けなかった第三世界ルネサンセル以降の世界での主人公たちの描写や物語の展開です。

 少なくとも今の段階では脇役の登場人物が一旦退場した後で名前を変えて再登場する場面までは描きたいと思っています(今からだと多分十年くらいかかるのでその話の投稿は2030年ぐらいになると思います(私が生きていれば))


 また私が全作品の制作時で心掛けている基本的な創作姿勢として「読者に正解を考えさせる作品は絶対に作らない」というものがあります。いわゆる「問いを投げかける作品」というヤツは絶対に作りたくない。その為、新世界転星よりでも当然「読者には作者の答えしか与えない」をモットーとして制作していこうと思うので読者の方には私の答えしか突きつけないことをここに宣言しておきます。


 新世界転星よりについては以上です(2021/6/7投稿)





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