ある日常
アキラ
プロローグ 禁断の愛
「つきあってください!!!」
「……え?」
目の前の少女は顔を真っ赤にして、そう言った。
ぼくはこの目の前の少女のことが嫌いなわけではない。むしろ、大好きだ。
「ちょ……ちょっと待って」
「?」
ぼくはいますぐにでも「こちらこそよろしくお願いします」とでも言いたい。
でも、言えない理由がある。だって…
「ぼくたち……兄妹だよ……?」
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