恋しさ

求めることと得ることは一致しない。幻が如く、夢想に消える。

思いは思い、行為は行為、しかし完全に分けられるものでもない

ああ。そこにいてほしいだけなのに、これが間違ってるというのか。


いや違う。恋しさとは自分の中にある他人の存在の肯定の欲求である。これを否定するものはいない。

間違っているのは自己のために他人に理解のない欲望を向けることである。

自分の中の他人を肯定するには他人を丁重に扱わなければいけない。

ある程度妥協しなければならないだろう。


幻想を肯定し直視せよ。現実を肯定し直視せよ。この二つが成り立って妥協できる

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