第10話終わり 女性陣の欲が強すぎた場合
……
「あのセットを作っているのは2人で、他に関係者はいないんだな」
「その通りよ」
ああ、ミド・リーのおかげでほぼ全部ばらされてしまった。
もう2人だけで大儲け計画は破綻だろう。
最悪の場合俺とシンハ君はここの6人の為に製造にこき使われるんだ。
まあミド・リーがいるしヨーコ先輩もアキナ先輩も人格的に悪いという噂は無い。
だからそこまで酷い事にはならない筈……きっと、おそらく、多分、お願い。
もう悪い予感しかしない。
「それでは製造現場に案内していただきましょうか」
「そうだな。まだ試供品が残っているかもしれない」
「残っているようよ。まだまだ」
「それは是非確保せねば」
そして女性陣全員が俺達2人をじろっと睨み、猛獣のような笑みを浮かべる。
何だそれは、怖いぞ。
「あとはミタキとシンハを働かせるだけね」
何だと!
「そうですわね。何なら私の方で見張りをつけましょうかしら。逃げたり他にばらしたりしないように」
「そうだな。私の家の方からも見張りを出させて貰おう」
先輩方なんという事を!
「クラスが同じだから授業中は私が見張ってもいいわよ。逃げようとしたら生物系魔法で一発やればいいしね」
おい待てミド・リー、それは無いだろう!
皆正気になってくれ!
一体何でこうなったのだ。
何処か俺達は間違ったのだろうか。
そして、その後。
俺とシンハ君はひたすら働かされ、搾取されまくったのだった。
~BAD END~
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます