放課後と『黒』
なんやかんやで終わり今は放課後!
无名は理科室へ行ってしまった、僕はゆたと帰ろうとしたら...
「凛久!帰ろうよ!俺と!ねぇ!」
「お兄ちゃん、帰るよ...」
「え、いや僕家貰ったから...」
「どういうこと!?」
「家ちょうだいっていったらくれた...」
「家ちょうだいwww」
家って簡単に買えるっけ...
「凛久、帰ろ!俺の家にきてまた...」
「読まないから、さっさと帰らせて」
「あ、ねぇねぇ」
と、ゆたと帰ろうとしたら未介が声をかけてきた、もう帰らせてよ...
「苗字、気にならない?黒葉と白葉似てるって中学の頃少し話さなかった?」
苗字...?あぁ、そういえばそうだなぁ...1文字違いですごく気になってた、けど今は似てても他人は他人だ、気にしてはない
「...関係、あるから」
「え?」
小さい声で何かを呟いた未介の言葉をもう一度聞こうとして、ゆたが「ねーまだー?早く帰ろー!」と子供が駄々をこねるかのような声で言ってきたので、未介の言葉を聞く余裕もなくゆたの所へいった
「じゃあ未介ばいばーい!」
「また、明日...」
僕らは教室を出ていった
琉唯 side
2人が出ていったのを確認して俺と未介は学校の裏にある駐車場へ行く
「お疲れ様です、琉唯様、未介様」
黒い車の傍でたっていたのは黒葉の方で雇ってるメイドで双子の...妹の方だったかな
「未介様はこれからお仕事が1件入ってますがそのままで行きますか?」
「えー?あー...うん、このままでいいや荷物はよろしくねー」
と言って未介はブレザーだけを脱いで腰に武器の入った鞄をつけた
「あ、俺今日から貰った家に帰るからしばらく帰らない」
「...というと?」
メイドは首を傾げて理由を尋ねてきた
俺は真面目な顔をしてメイドの顔を見てこう言った
「仕事を放棄する」
と...
「...(次期当主がこんな人で本当にいいのだろうか...)」
メイドが頭を抱えてたけど、どうしたのだろうか?
いや、本当に、マジで
凛久が何も無い純粋な『白』の世界で生きるとしたら、俺はその逆、大人たちの汚れた考えや犯罪などの『黒』の世界で生きてる
だけどね、凛久?君のその世界...俺が潰してあげるからもう少し待ってて、準備をしないといけないの
たっくさん準備をして君を...俺のモノにしてあげるからねっ!
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