「Vanitas」
久しぶりに県立美術館へ行く
ハプスブルグ家の収蔵品展
ハプスブルグ家
貴族のなかの貴族
名門中の名門
ヨーロッパ中央部に広大な領地を持ち
神聖ローマ帝国の皇帝はすべてこの家門の出である
1918年の王朝崩壊まで世界に君臨し続けた
そんな名高い家門が収蔵していた美術品の数々を見に行った
テーマは「静物画の秘密」
書かれた年代は早いもので1400年代
最も遅いもので1600年代
いわゆるルネサンス 宗教改革真っただ中のものも
油彩という手法を使った表現
扱われている題材のほとんどに寓意が感じられる
そんな視点で見なければ なんの変哲もない美しい静物画
でも 私にはそう見えない
絵という名を借りた錬金術的・象徴的なものばかり
「ま」印的な風を随所に感じながら
CRC や Illuminati そしてOTO
これらを生み出したこの国に綿々と流れている何かを
その土台となるものを垣間見た気がする
普段は写真や書物の上でしか見たことのない錬金術的寓意を
こんなに間近で見る機会なんてそうそうあるわけがない
何とも言いがたいパワーを感じながら帰路についた
目の前にある現実は 実は虚像なのかもしれない
目の前に映る虚像は 実は現実なのかもしれない
carpe diem
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます