「Sense」
通勤途中
車の中で日課のCDを聞いていた
AMAGのLBRP
道は右に緩いカーブ
東の空から上ってきた太陽に照らされた
見慣れた田園風景
目の前に光が射し込んだ瞬間
感覚が変化した
車は同じ速度で走っているのに
とても遅くなった気がした
周りにある全てのものを
細部に至るまで感じているような
小さなものまで何がどうなっているのか
自分のことのように把握しているような
意識が全方向に広がっていくような感覚
世界 が 自分自身 になる…
「危ないよ 元に戻して」
耳元で「彼」の声がして
ハッ…と我に返った
ずっとその感覚に埋没していたい
その欲求を振り払う
時間にして数秒のことなんだろうけど
あれは一体何だったんだろう…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます