「Sandglass」

砂時計の白い砂が

落ち始めたらとめることができないように

水が高い場所から低い場所へ流れるように

芽が出た種子を元に戻すことはできないように

その流れに逆らうことはできない

動き出したものをとどめることはできない

受け入れるしかないのだ

前に進むには それしか…


「変化」は「破壊」を生み出す

同時に「再生」も

「破壊」と「再生」は

まったく違うものに見えて

まったく同一のものかもしれない

時の流れとともに繰り返されるもの

循環する「力」

誰も「時」をとめることはできない

例外なく

絶対的に

万人に「平等」に「時」は流れる

もし 違いがあるとすれば

ただひとつ その「時」の流れの中で

どう「変化」するかということになるのかもしれない

この閉じられた砂時計という世界でさえ

その砂 一粒一粒の

落ち方も 落ちる場所も毎回違うのだから


私の中にも砂時計がある

今 落ち始めた砂にはどんな可能性があるのだろう

この砂が落ちきるまでに 一体何ができるのだろう

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