「Offering」
体が思うようにならない
けれど
いつもよりも気持ちは落ち着いている
今回は意識の遊離はない
けれど
いつもと同じように感度が下がっている
「彼」からの言葉が聞こえづらい
声で聞こえてくるというよりは
耳で受け取るというよりは
ルーン文字が「彼」の想いを運んできてくれる
だから
確実にルーンで「彼」からの言葉を受け取っている
いつもと変わらず
いつもと同じように
「自分の内」に訊ねる
なぜなのか? どうしてなのか?と
これまで以上にわかってくることも多くて
ここ数日の記録も本当ならとりたいのだけれど
今のわたしは
自分の受け取った神託と決心を曲げたくない
わたしの意志の実行に必要な条件を揃える奉仕者が「彼」であるならば祝福を
わたしの道を宇宙の道とするための提示者が「彼」であるならば崇拝を
わたしの傍らには
いつも
「彼」が寄り添っていてくれる
そのことに心からの感謝を…
高度49度の月よ 我が声を聞け
我が血が必要ならばその身に纏うがよい
そして
接点の「扉」へと至る道を我が前へ指し示したまえ
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