「Sky Goddess」

高く澄みきった秋の空

果てなく続くこの世界

ぼくは大地に寝転び

空を見上げる

ぽっかりと浮かぶ白い雲を見つめながら

ゆっくりと深呼吸をして目を閉じる

湿った土のにおい

青い草のにおい

自分が地球の中心へ落ちていく

この場所から

この場所に還っていく

なんだろう この感覚は

瞼を開けると2つの梯子が見えた

いや この空を支える2本の柱

いや違う ぼくがこの柱に支えられた空なのだ

ぼくの眼下に広がるのは

雲の下に見える地上の景色

空の向こうに見える星空

風が巻き起こり髪を揺らす

うねる草の波の向こうに

天空の女神が微笑んでいる

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