04 一日目
どー君がやってきて一日目。
今日は休みの日で学校に行かない日。
だから、家の中にいなくちゃ。
お母さんは外にでるなって言ってるし、他の子と遊ぶなとも言ってくるから、できるだけ静かにしてなくちゃいけない。
退屈な時間をぼんやりしてすごしてたら、靴を履く音、玄関が開く音がした。
お母さんは出かけたみたいだ。
これなら、煩くして手も大丈夫。
僕はじっとしていたどー君と一緒に遊ぶ事にした。
二人で遊ぶための玩具が無いから、使うのが代わりばんこになるけど。
「これ、あやとり。糸を指であやつって色んな形にするやつ。これはコマ、まわすと周る」
一つ一つ遊んでいって、どんな風にするのか見せていくと。どー君は僕のやり方を真似し始めた。
「あー、違うってそうじゃないよ。ここはこうやって」
コマとか簡単のは良いけど、あやとりとかは難しかったみたいだ。
僕は、あーだこーだ言いながらやり方を教えていった。
楽しい。
誰かと遊ぶのなんて久しぶりだ。
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