第4話 美春 狙われる!

美春は 生真面目な性格ゆえ、直ぐに 次の仕事を探して来た。

貸店舗を借りて花屋をやる という。


「龍虎さん、そっちを シッカリ持っててね…。

もうちょっと上かな? オッケー☆」

美春は早速 花屋の看板を上げた。


龍虎

「おっ、なかなか良いじゃないか。 立派な花屋さんに なったね。 」


美春

「これからは お花を沢山 売って、早く商売を軌道に乗せて見せるわ。 龍虎さん♡ 本当に ありがとう。

何と言って お礼をしたら良いか…分からないわ。」


龍虎「美春さん♡ お礼だなんて…

俺は 君が 笑顔で いてくれるだけで満足だよ。 さあ、もう一踏ん張りだ。 一気に片ずけちゃおうよ! 」


……………………


その花屋を遠くから 鋭い眼つきで 見ている

ヤクザ者が数人いた……。


「おい! アレが龍虎の女だ!

龍虎に仕返し してやるからな! 覚えてやがれ! 」


……………………


数日後、一台のトラックが バックで 美春の花屋に 突っ込んで行く!


ガシャーン! バリバリ!


美春は 店の外に置いた鉢植えを かまっていたので 助かった。


しかし、黒塗りのセダンから ヤクザ者が数人出て来て、美春を拉致して行った!


「きゃー! 誰か! 助けてー! 」


激突したトラックから 出てきた ヤクザ者が

『龍虎よ! 美春は預かった! 還して欲しければ 一人で 波止場へ来い! 』

と 書き置きを残して行った。


龍虎の元には その筋の者から 直ぐに連絡があった!


『龍虎さん、大変です! 美春さんが……! 』


「クソッ! あいつら やりやがったな!

タダで済むと思うなよ〜! 」


龍虎は 韓国陸軍の親友に連絡を取り、

訓練と称して 装甲車を借りて来た!


早速、波止場の指定の場所に 駆けつけた!

バリバリバリ!

装甲車で建物に入ると 美春を拉致している部屋まで到達した!



《美春を放せ!

さもないと 機関砲で 一斉掃射する!………!》

マイクで前置きを しながら 攻撃して行く!


バリバリ!バリバリバリバリ!


《繰り返す! 直ちに 美春を放すんだ! 》


今度は 50ミリ砲弾で 建物の壁を撃ち抜いて 威嚇する!


「分かった! 美春さんを放す! だから もう 砲撃は 止めてくれ! 」


敵対する組織のヤクザ者が全員 両手を上げた!


「美春さん、悪かった。 行ってくれ……。」


美春

「冗談じゃないわ! 店をグシャグシャにして… どうしてくれるの!

良いこと? 明日中に 店を 元通りにするのよ!

さもないと…こんな事じゃ 済まないんだから!」



なんだか…美春さん…凄い気迫!


………………………………


今回、美春を拉致した事を 相手組織から 正式に 詫びて来た……。


A親分

「龍虎よ! さすがだな! はっはっは!

愉快、愉快!」


………………………………


その夜の宿として 相手組織から ソウル一番の高級ホテルのハイクラスの部屋の宿泊を龍虎と美春にプレゼントしてきた。


龍虎

「美春さん♡ 本当に申し訳無かったね……。

こんな物騒な世界に俺が生きてるばっかりに……。」


美春は それを聞いて 何故か 笑い転げてしまった。

「龍虎さん♡ あなたの生きてる世界って……最高♡! ハッハッハ………。 」


龍虎

「美春さん♡…… そんなに 可笑しい? …… そうだよね♡

最高だ♡ ハッハッハ………。」


「美春さん♡ こっちへおいでよ♡ 」

龍虎は 美春にキスをしたくなっている。


「龍虎さん♡♡ 」

美春は もう待ちきれない気持ちになっている♡


美春は龍虎のシャツを邪魔物のように剥ぎ取る!


龍虎も もう美春を待ちきれなくて 服のまま シャワールームに入る♡


「ああ〜♡ ハハハ♡ 」

とうとう服を着たまま シャワーを浴び始めた!


シャワーを浴びながら…お互いの服を一枚ずつ脱がせていく♡


「あああ〜♡ 」

美春は まだ龍虎から タッチも されていないのに…小さなエクスタシーを感じている♡


「私達って♡……きっと正常じゃないわね♡……

だって 貴方ったら 装甲車なんか借りてきて……。」


龍虎は やっと 美春にタッチを始めていった♡……

「ああ♡…… 最高♡…… 」


二人の夜は長い♡……


……………………………


こちらは 二つの組織が 仲たがいを 止めようと親分同士が調印し、

警備役で龍虎達のホテルの外にいるヤクザ者達……。


「龍虎さん達は良いよな〜♪

二人は今頃……♡

しかし、あの美春さんのタンカ……

ナカナカの物だったよな〜。

将来のアネゴ候補かな〜♪ 」

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