遊園地と廃墟


わたしは

疲れた

もう

くたくたさ

毎日は退屈で平和

「色の無い風船を知っていますか?」

しらねえ

興味もねえ

この街には遊園地しかなかった

遊園地と廃墟

そんなことはないとあなたが言うなら

あなたの頭は破裂しろ

中身を全てぶち撒けろ

「色の無い風船が空を駆け回るのを見たことがありますか?」

さあな

わたしは選択肢を間違えた

最初からその自信だけはあった

わたしは絶対に間違えるという強い確信があった

この場所には例外が少し足りない

そのせいで視界に映る全てにもう飽き飽きだ

わたしはふわりと跳び

あの空を突き抜けることが出来たらと思っている

色の無い風船を片っ端から破裂させることが出来たならば


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