合図
遠くで
わたし専用の合図が
明滅していた
わたしは
目隠しされたまま
それを確認しようとしていた
奇跡
というのは
ほぼ起こり得ないから
そう呼ばれているのに………
わたしは合図を見逃した
わたしを乗せる列車は去った
もう二度とここへ訪れることはない
その時、流れ星が頭上を駆けた
通過したあと
わたしはふと夜空を見上げるのだろう
勿論もうそこには何も無い
わたしは結局そんなことばかりを繰り返すのだろう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます