【GAMEWORLD ONLINE】極限遊戯戦記 ゲーム・ウォーリアー

カクヨム版SPプロローグ~とあるゲーム戦士の記録~

 ――君は知っているか!?


 …【GAMEWORLDゲームワールド】の事を!!


 あるゲーム好きな世界政府の役人が命を捧げて造り上げた全てがゲームで出来たネットワークが人々を、時代を動かした!


 地球規模の壮大なフィールドのエリアごとに設けられたゲームをクリアしながら、また新たなゲームに挑み、時にプレイヤー達と交流を共にしたり……


 モニター画面の外で覗いて見たようなゲームの世界が本当に飛び込むことが出来る!!

 そんな異世界ゲームワールドに世界中はゲームの虜にされ、ゲームが世界を動かす存在に進化していった!!



 そんなゲームに生きる時代を人は、【超次元ゲーム時代】と呼んでいた。



 ――そしてこの一節はそんな超次元ゲーム時代の今を生き抜くプレイヤー達の記録である。



 *********************************************






 俺達がゲームをする理由って何だろう?



 そもそもゲームの目的って何だ?


 ただ決められた課題をクリアすればこれでおしまいなのだろうか?

 平和を脅かす魔王を倒してハッピーエンドで終わるだけなのか?


 ――そんな在り来たりじゃないよ。


 そんなハッピーエンドばかりの物語に浸っていたら生きる意味すら失いかける。


 人生は楽あれば苦あり、嬉しい事があればそれをひっくり返すように辛い、苦しい事もある。五分五分の運命で交差される。


 ゲームも然り、一つ一つのコマンド、それを下す決断で結末は大きく別れる。


 思いがけない幸運もあるだろう、勿論逆にまるでツイてないこともあるだろう。


 それはゲームの結果で全て判断される。クリアかリタイアかはそいつの努力、才能、運で定められたデータなのか。



 そう……


 現実と遊戯の世界の2つはいつの間にか紙一重に繋がり、本気か冗談か分からない混沌の世界に俺達は生きている。


 でも今まで歴史と共に生きてきた人々達の時代はどれもまともと言えたのか?


 そしては本気か、冗談なのか、それとも――!?







 ………なんて哲学みたいに言っても仕方ねぇよな!

 止めた止めた!!普通にやろ。


 俺がゲームをやる理由は、2ある!


 まず1つは何よりもゲームが大好きだから!!


 何て言えば良いかな……確かにゲームって皆でワイワイやってるのも良いんだけど、時に自分の力を全力で出し切って勝ったときの達成感!!あれがたまんないんだよね。


 あの興奮をいっぱい味わいたいから、もっとゲームに強くなって、誰にも負けないゲームプレイヤーになるのが夢だ!!


 その称号を【マスターオブプレイヤー】って言うんだ!!俺はそいつになるためにゲームに挑む!!!!


 そしてもう1つは……大事な親友達を守る為だ!!


 綺麗事みたいに思うだろ?でもこれは本心だぜ。


 失ってみて初めて分かったんだが、身の回りにいる友達ってのはみたいなもんだ。


 そして今いる親友、仲間ってのは皆で出来ているんだ!


 だからゲームも捨てたもんじゃないし、俺はそいつらの期待に応えたい。


 いつか俺が『マスターオブプレイヤー』になる日には、皆にその瞬間を観てほしいな……



 まぁ、勿論最強のプレイヤーになるためには並大抵な事じゃなれないだろう。


 ――でも大丈夫!


 俺にはがある!!


 どんなプレイヤーにもゲームにも恐れない【切り札を呼ぶ剣の魂】が!!!!!



 俺は切り札騎士エース・ナイトとして……好きな仲間の為にゲームに挑む、だ!!!!!


 大好きなゲームを極める剣を右手に、


 大好きな親友を守る為に盾を左手に、



 ――今日も俺はゲームワールドの門を開く……!!



 *********************************************



 ……これが一人のゲーム・ウォーリアー、桐山剣きりやま つるぎの残した記録である。



 超次元ゲーム時代に生き、己の魂を力に戦うゲーム戦士『ゲーム・ウォーリアー』。

 だがゲーム・ウォーリアーは彼だけではない!!


 剣だけでなく、己の魂に形を持つゲーム戦士はまだまだ知られざる所にいる!!


 そして彼らに立ちはだかるゲームの数々が、『ゲームワールド』に待ち構えている!!!


 では早速、出発しようではないか!!!!


 この物語の案内役は私、『Mr.Gミスター・ジー』が読者の皆様を地の文として、ご案内致しましょう!!


 さぁ、ゲームとプレイヤー達を繋ぐ極限遊戯戦記へ!!



 ――――ゲート・オープンッッ!!!!!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る