月の転生 ~私がジパングで見た「示現剣」の涙~

作者 ひとみ せいじ

12

4人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

突如異世界に召喚された主人公・土方少尉。
それまでごく普通の日本人でしかなかった一人の女の子が、突如(しかもかなり強引に)兵士として戦うことを余儀なくされていくわけですが、その成長(と言ってもいいのか?)過程が丁寧に描かれています。

やがて彼女は世界に適応していくわけですが、それは現代日本に住む我々からしてみたらとても哀しいことのように思います。理不尽な出来事、姑息とも言える陰謀、歪んだ世界、そういったものが次々と幾重にも覆いかぶさってきます。

そんなこんなで主人公のメンタルは揺れに揺れるわけですが、ある意味極めて頑丈でしなやかなメンタルの持ち主なのだとも言えます。

登場人物も相当数に上りますが、それぞれ個性と役割がきっちりしているので、混乱なく読むことが出来ます。軍という組織や兵器についても知識は不要です。とりあえずロケットランチャーがめちゃくちゃ強い、これだけ覚えておけば大丈夫!

個人的には桐野さんが……。

★★★ Excellent!!!

緊張感と安心感の使い分けが非常上手く、話を追う毎にワクワクするような構成でした。
そして作者様の豊富な知識と語彙力が、文の至る所に見受けられました。
後は、小説を書く上でのルール等を意識すると更に良くなるのではないかと思いました。
(例えば改稿をしてみたり、「カクヨムを使う。」→「カクヨムを使う」のように「」の台詞を使う時は最後に句点を使わない、等)

とても完成度の高い作品だと思います。
作者様の他の作品も読んでみたくなりました。
これからも是非、宜しくお願い致します!