彼が幸せな理由
仲仁へび(旧:離久)
01
私の目の前にいる人は、とても幸せだ。
なぜなら彼は、とても素晴らしい彼女を持っているからだ。
例えばこの私の様な。
男性からみると結構な優良物件じゃないだろうか。
道を歩けば誰もが声をかける美貌だし、口を開けば鈴を転がしたような美声が調べを奏でる。
それに料理も上手で、家事も得意。勉強だって、トップクラスの成績を叩き出してる。
ね?
こんな私とつきあえるなんて、彼は幸せ者でしょう?
え?
幸せかどうかなんて見ただけじゃわからない?
それもそうかもね。
だって彼は喋らないし、自分からは気持ちを口に出さないもの。
でも、きっと幸せなはずよ。
私がずっと、そばにいてあげる。
例えもう一生、彼の意識がもどらなかったとしても。
彼が幸せな理由 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます