Cloudiness


歩き疲れてここまで来ていた

泣いて喚いて涙も涸れた

僕は不幸と嘯いて

顔も知らない誰かにぶつけて

結局1人で生きてきた


十字架と怠惰 完璧主義者

無価値な自愛と昔の街角

期待しない咽び泣き

人と自分が違うと僕ら知っているのに

なんで比べたがるんだ


命が削れる音がした

綺麗な不協和音奏でて

こぼれるのは僕らの残骸

ねえ世界から愛されたい

他人って何だ

僕と同じなわけがない

救われたいわけじゃない

悲しいそんなわけもない

つまり一人が淋しいんだ


一体僕は何者だろう



喉の奥つっかえた悲しみ

吐き出して石ころ蹴飛ばして

胸の奥刺さっていた苦しみ

抜き出して全部晒し出しても

やっぱり一人きりだった


同一性消失 人格統一?

浮かんだ地図と後悔の連続

理解しない重なり合い

人と同じ事前ならえが出来なきゃ

異端者扱いなのか


命が削れる音がした

踏み潰される僕の左手

続くのは搾取と殺人

ねえそろそろ満たされたい

若い者が絶望するな

これからだろうって

絶望なんかしていない

生き抜いて死ぬために

足掻いて苦しんでるんだ


でも僕は生きているのか?



何悟ったふりしてんだ

何人生語ってんだって

二十歳そこそこが頬を叩かれる世界生きて

中高生が大人面して

そのうち限界が来て

他人と自分を比べて自我崩壊して


命が剥がれる音がした

繰り返される無心の自傷

消したいのは自分の感情論

ねえやっぱり救われたい

命が削れる音がした

綺麗な不協和音奏でて

こぼれるのは僕らの残骸

ねえ世界から愛されたい


一体僕は何者だろう


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