しがない学生身分

世界の隅っこ

第1話 学生紹介

私はただの学生だ。

スマホが生きる上で必要だった。

友人とファストフード店で談笑した。

悩みを相談された。

テスト勉強をした。

部活に委員会に打ち込んだ。

髪は染めなかった。

繁華街でスマホ片手にタピオカを飲む学生に時々擬態した。

昼の時間が何より楽しかった。

授業を受けた。

授業を寝た。

アルバイトで煙草臭くなった。

恋をしたいと思った。

色恋沙汰に巻き込まれた。

先輩が怖くて仕方がなかった。

ホームから飛び降りたのならば、どうなるかと思った。

無生産で無意味な日々を過ごした。

一番右奥のトイレが自身のセーブポイントだった。

LINEの通知を消した。

まだ十数年しか生きていない。所謂ガキだ。

ガキがただ感じたことを綴るためにここにはいる。しかしこのガキ少しばかり、ガキが生きる世界では特殊な人種らしい。

そんなガキが綴るリアル。

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