彼女は性格が
黒猫
第1話 彼女と俺と
「坊ちゃま、そろそろ恋人の一人や二人作られてはいかがです?」
「
日本の中で最高位に存在する家、早苗家の
「それでは、お見合いと言うものはいかがですかな?」
「何度もやったが結果がこれだろう?」
彼これ5回くらいだろうか…
どいつもこいつも家の財産目当てなのがひしひしとつたわってくる。
それを感じて夫婦になりたいと思うやつなんていない。
「今回は顔だけではございません。相手方は医療系トップに君臨する竜ケ崎家でございます」
「あそこのお嬢性格悪いって有名じゃないっけ?」
誰だっけな…どっかのプロスポーツ選手の息子が告ってぼろ糞に言われて振られたって聞いたぞ
「そいつはパスで…」
「あら、パスとはいい御身分ね夏君?」
おい…悪魔の声が聞こえるぞ
爺以外俺の自室は知らないはずだが…
ちらっと爺を見るが目線を合わせない
このくそ
最悪だ、竜ケ
「夏君?誰が悪魔なのか知りたいわ?教えてくれる」
「いやいや、冬佳お前の性格悪魔そのものじゃん」
何故、こいつと親し気なのかと言われると幼馴染だからだ。
まあ親しくはないけどな?
「私の性格のどこが悪魔なのかしら?」
「自分の行い振り返れ?」
男どもに告白されて、ごめんなさいだけ言えばいいのに余計な暴言までくっつけるから犯されそうになるんだよ
「それはあいつらが悪いのよ。でもあなたが助けてくれたから私はまだ処女だし」
「はぁ…。年頃がそんなことを言うな。大体いつも助けてもらえると思ってると痛い目に合うからな」
「だから夫婦になりましょう。私はあげる準備はできてるから」
そう言って短いスカートをぴらりとめくる。
黒くて、近くで見れば大事な部分が見えてしまうようなものをはいていた。
「お前、恥じらいというものを知れ…」
「そう言いつつ下はヤル気よ?」
生理現象だしかたない。可愛い奴が誘ってきてるんだぞ反応しない奴はEDかホモだ
「反応はしてもヤル気はない」
俺をからかうためだけにここまでやるか?
自室を後にし洗面台へと向かった
「冬佳ちゃんも大変だね…あのアホんだらが鈍くて」
「そうなんですよ。でも、自室をしれたんで収穫はありました」
竜ケ崎冬佳は夏に恋をしている。
だからどんなイケメンに告白されようが答えはNOだ。夏以外からの告白などどうでもよい
夏は自分以外にふさわしい奴がいるからとか言って告白してくれないんだろうな…
「爺は応援していますので、相談があれば気軽にしてくださいね」
「ありがとうございます」
彼女は性格が 黒猫 @Yazakai
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