第3話 ウ□トラ怪獣のフィギア……
僕らは美人刑事リオの運転する車で
知人の話しによると
関わった
気の小さい僕たちからしたら考えられない
出来れば関わり合いになりたくない。
いや絶対、関わり合うのは
現場となった彼の部屋は遺体発見時のままになっていた。
気のせいか、まだかすかに
血痕が飛び散り、コレクションケースからウ□トラ怪獣のフィギアが全部、床に落ちて散らばっていた。
「スゲェ~な……(;ŏ﹏ŏ)!! これは!!」
数百体と言うフィギアが無惨に床に転がっている。数え切れないくらいだ。
もちろん僕はウ□トラ怪獣世代ではないが、それでも知っている怪獣が多い。
ゼッ○ンやピグ○ン、レッ○キング、ゴ○ラ、そしてゴ○ラ関連の怪獣など数百体くらいが床に散乱ていた。
全部、無造作に叩き落とされたみたいだ。
「見つけた時は、既にこうなっていたそうよ……」
リオが説明した。
「はァ~……」
これでは、何のフィギアが幾つ無くなっているのか、皆目、見当がつかない。
ショパンは床にしゃがみ、熱心に落ちているフィギアを見つめていた。
ケースの中に整然と並べられた写真と見比べているようだ。ショパンは一度見れば、写真のように記憶が出来るらしい。
カンニングの必要がないので、ペーパーテストは、ほぼ満点に近い。
「第一発見者は……!! 確か、
何気に僕はリオに訊いた。つい彼女の豊かな胸元に視線がいってしまう。
「ええ……、
「フフ、このご時世に愛人か……」
全く……。あきれてモノも言えない。
殺されても当然だろう。
周知の通り第一発見者は、有力な容疑者のひとりだ。
ダイイングメッセージの『ダブルピース』も彼女の名前の
「
リオが説明を加えた。
「ちッ、なんてヤツだ……」聞いてるだけで虫酸が走った。
しかも
殺害動機には充分だろう。
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