02.夢の成れの果て



どうせいつかみんな死んで

何もかもが忘れられてしまう

そんな日々が嫌で嫌で

僕は夢を捨てるんだ


部屋に溜まるゴミの山と

息が詰まってしまうような情景

そんな日々が嫌で嫌で

僕は窓を閉めるんだ


暗闇に灯る涙の光

それだけが美しくて

むせび泣いた部屋の中

誰かの声を求めた


幻想だっていいと願って

形作ってきた夢も嘘にされ

それが何だ 僕は僕だ

道は確かにあるじゃないか


どうしても進めなかったけど

前を向いてないだけだった

頭を垂れてちゃ歩けないだろう

僕はちゃんと生きたじゃないか


どうせいつか裏切られて

次から次へ嘘で埋め尽くす

そんな日々に飽き飽きだ

僕はこの町を抜け出すんだ


僕にしかできないことは何だ

それを探しに行く旅へ

変わり果てたゴミを抱えながら


いざ……


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