02.夢の成れの果て
どうせいつかみんな死んで
何もかもが忘れられてしまう
そんな日々が嫌で嫌で
僕は夢を捨てるんだ
部屋に溜まるゴミの山と
息が詰まってしまうような情景
そんな日々が嫌で嫌で
僕は窓を閉めるんだ
暗闇に灯る涙の光
それだけが美しくて
むせび泣いた部屋の中
誰かの声を求めた
幻想だっていいと願って
形作ってきた夢も嘘にされ
それが何だ 僕は僕だ
道は確かにあるじゃないか
どうしても進めなかったけど
前を向いてないだけだった
頭を垂れてちゃ歩けないだろう
僕はちゃんと生きたじゃないか
どうせいつか裏切られて
次から次へ嘘で埋め尽くす
そんな日々に飽き飽きだ
僕はこの町を抜け出すんだ
僕にしかできないことは何だ
それを探しに行く旅へ
変わり果てた
いざ……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます