04.KANATA



あなたがそばにいればいいのに

なんで遠くに行っちゃったんだろう



あなたが残したものは

今も僕の胸に

残ってるはずだろうって

思っていた


だけど大事なものは

離れれば離れるほど

遠くなって忘れちゃうんだ

虚しいよね


あなたの頬に触れるまで

あと数センチなんだ

もう少しなんだ

それでも遠ざかって

また離れてく

どうしようもなく日は沈んでいく


辛くて凍えそうになる夜ばっか

悲しくて死にたくなる夜ばっかだよ

どんな希望も夢も詰め込んだとしても

あなたがいなきゃただのガラクタに


それでも僕は歩いていくけど

あなたと歩いた道しか知らないや

終わりこそ全ての始まりなんだよと

その言葉抱き締め歩いていこうぜ


だけど少し胸が痛むの

あなたがそばにいてくれたら



思い出だけは捨てない

あなたはそう言った

その全てが僕らの足になるから


月日はまた巡って

16年が過ぎて

見覚えのあるような

花が咲く


あなたと永遠になるまで

あとどれくらい永遠を

続けたらいいんだろう

それでも遠ざかって

また離れてく

どうしようもなく咲いた花も散る


苦しくて泣きたくなる夜ばっか

虚しくて何も言えない夜ばっかだよ

どんな幸せでも 慈しんだ愛も

あなたがいなきゃただのぼろ切れに


季節だけが通り過ぎていく

忙しないけどあなたのいない日々

長かったようで短くも思える

その時間も抱き締め生きていこうぜ


だけどまだ寒さが続くの

あなたがそばにいないからね



見えなくて迷っていく人生と

首を絞められたまま歌う声と

ごちゃ混ぜになったままの希望と絶望は

今の僕を何色に染め上げるんだろう


辛くて凍えそうになる夜ばっか

悲しくて死にたくなる夜ばっかだよ

どんな希望も夢も詰め込んだとしても

あなたがいなきゃただのガラクタに


それでも僕は歩いていきたい

あなたがくれた愛を力にして

あなたに出会えて本当によかったと

その言葉抱き締め歩いていこうぜ


一つだけわがままを言うなら

あなたがそばにいてほしい

遥か彼方 あなたを想う


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