09.ソラネ



何もかも忘れたくなる

大切な思い出なんてないから

退屈な毎日でした

さよならを早く言いたい


月日が奪おうと手を伸ばすものは

あまりにも醜いもので

無駄に動く心臓なんか

もう要らないよ 早く止まれ


未来にも期待せず

今も過去も捨てたそんな僕に

形あるものはいつか壊れていくと

教えてくれる者はいなかった


あぁ 君はまだ歩いていけると言った

その足はもう二度と動けない

今も変わらず明日を呼んでほしい

あぁ どうやらここまでみたいだ

朝日が来るまでに君と別れの時を

この場で迎えたい


今を生きるすべての者よ

時を早めてくれ



全てに意味はないんだって

そんなの始めから知ってる

何が嘘かわからなきゃ

何が本当かもわからない


偽りばかり言う

僕は本物でできてる

矛盾を抱えて生きているなんて

それは生きてることにならない


あぁ 君はまた憂鬱を背負って

生きてるんだね

無理して無駄に息して

そこからじゃ明日は見えないんだよ

あぁ 握り締めたナイフの先

赤く染まる刃

どうして君はそんなに

明日を見ようとするの


無駄じゃないと言うその声が

聞こえなくなってく



これが全部嘘だと言うなら

本物にしてよ



あぁ 君はまだ歩いていけると言った

その足はもう二度と動けない

今も変わらず明日を呼んでほしい

あぁ どうやらここまでみたいだ

朝日が来るまでに君と別れの時を

この場で迎えたい


嘘も真も全て僕が

一人占めしたいんだよ

何もかももうどうにでもなれ

ただ生きるのが嫌なんだよ


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