相沢は俺の後を追ってくるので俺は観念し、相沢とデートをすることになった。

俺の浅い人生経験では、今日相沢と一緒に遊ぶのがデートなのかどうか、判断がつかない。意識しすぎとキモがられるかもしれないし、相沢のように慣れてそうな人だと逆に堅すぎと笑われるかもしれない。どっちにしても、俺が女子と遊ぶこと自体が初めてなので意識するなと言うのも無理な話だ。

――――とは言っても、どうせ相沢はデートとは思っていないだろう。

そう自分に言い聞かせながら、鼓動が落ち着かない心臓を落ち着けようとする。しかし・・・

「聡太、どうしたの？何か考え事してるよね？」

と相沢が言ってきた。鋭い。そして、

「あたしのナイスバディに惚れたんでしょ？」

と俺に向かって言ってきた。俺は「んな訳あるか！」と言ってやった。

で、結局俺は相沢の言うことを無視して、アニメショップに行くことにしたのだが・・・

「あ、聡太もアニメ見るんだ。あたしも結構見るよ。中でも好きなのは・・・」

相沢が意外なことを言い始めたのだ。

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