第50話 バイト再開

 バイトを再開。不安がないわけではないけど、緊張しつつ、徐々に社外復帰を試みる。

杖をつきつつ、そろりそろりと歩く。電車はもちろん各駅停車。席を代わってくださるという優しい方々!が、私は座位がきついので、あまり座れないので、と申し訳なくお伝えする。ほんと、申し訳ないかぎり。でも世の中の皆さん、優しい!私も元にもどったら、席が代われるおばさんになるぞ!

 やらなきゃいけなかった、あれこれ。遅ればせながら始動。上司や同僚の方々に恵まれ、職場のお優しさに感謝感謝。いつかこの御恩をお返しできたらと思う。

 階段は極力さける。が、こんな時に限って、エスカレーター点検中などにあたる。うー、エレベーターを探す。こんな状態になって、バリアフリーな社会じゃないといかんな、と痛切に思う。

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