第8話嫌な予感
彼女が突然帰ってしまってから数日間どうして、彼女が帰ってしまったのか原因をずっと考えている。しかし、全く原因は分からないままだ。
思い返してみても、彼女に会うまでにしたことなど、エントリーシートを書いてランニングをしたくらいだ。
さらに、彼女と会う度に、見えている未来とのズレが大きくなっていることに気づいた。
つまり、彼女に関する未来が見えていないので彼女と関わっていくことで別の未来に分岐しているため、今まで見てきた未来と違いが起きているのではないかと思う。
さらに、まずいのは一週間後には大切な就職試験の筆記試験が待ち構えていことだ。
今まで見てきた未来の姿は、何事もなく試験を受験し合格の通知がくるはずなのだが、ズレが大きくなれば、予期せぬ遅刻や病気などでチャンスを逃してしまうかもしれない。
それだけは絶対に避けなければいけない。
だから、最後の頼みの綱のイメージトレーニングも続けているが全く成果が現れてこない。
不安の種は、残しておきたくないので彼女にどうして突然帰ったのかLINEで聞いてみたが直接、話をしたいとのことだった。
しかし、なかなかお互い予定が合わず筆記試験の日が終わった後で会うこととなった。
結局、彼女のことが気になったまま筆記試験の当日になってしまった。
嫌な予感がする。
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