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    現在絶賛連載中の「戦国時代破壊記」(´ω`)楽しく読んでいましたら先生のこれまでの作品にふと気がつき早速タップしてみたところやはり尋常な筆力ではない事に唖然愕然♪素晴らしい。
    「俺が生きるためにお前が死ね」程度のモラルの時代に他者を排斥する事が奨励される教えが蔓延るとどんな地獄絵図になるのかが描かれ、その寸前で物語が途切れたのはある意味悪い事ではないような気がしました、だってこの後の鬱展開は秀吉のバテレン追放令まで延々と続きますし元長崎在住者はその後裏返って隠れキリシタンを襲う江戸時代に起こる悲劇の数々(タチ悪い事にキリシタン弾圧ばかり習っている歪んだ県の教育システム)を知っているからこそゲンナリしちゃいますもんね……
    だけど松浦組の組長と籠手田のおやっさんとの組襲名の泣けるくだりは虚構のフィクションである事を考慮しても屈指の名文だったと思います、これに時にコミカルに戯画化された戦国九州の風景が加わり奇妙に陰影が感じられる快作だったことをここに感想として残したく思い筆を取りました。

    それでは地獄が回避された歴史線となったNAGASAKIがちらりと出て来る「戦国時代破壊記」を楽しみにお待ちします黒井丸先生、コロナ禍の中いろいろと大変でしょうが執筆応援しております(*´ω`)失礼しました。