いてもいなくても

僕だけが成せること

そんなものは存在しない

僕だけが幸せにできる人

そんな人はいない

僕がいなくても

素晴らしいものは

次々と生まれる

みんな

幸せを手にして

笑って明日へと

進んでいく


僕がある意味なんて

どこにもない

無駄な存在

ただの荷物

ゴミだ


自分だけにできる

何かを

ただ求めたけど

そんなものは

本当にないらしい

いても

いなくても

何も変わらない

誰も気にしないのが

僕だ


生まれてきた意味のない

形だけの

数字の上だけの

記号でしかない

自分


きっと

誰もいないところで

光が射したら

そのまま消える

わだかまった闇が

僕だろう

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る