無自覚の無知
ある時
不意に目の前にいる人間が
何も考えていない
そう気づいた
少しの想像
少しの経験で
辿り着けるはずの場所に
いつまで経っても
踏み込まない
何も知らないふり
気づいていないふり
そんなことを繰り返して
こちらに
諦めさせようと
しているのだ
後になってみれば
そんな大人が
まるで
ちゃんとした頭を持ってます
という表情で
自然な顔をしているのは
滑稽だ
無知であること
気づかぬことを
装えば
確かにその場は乗りきれる
ただし
後になったら
ただの間抜けだ
少しの知性もない
人間のふりをした
ただの物体
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