鉄火場

心して臨む

なんて都合のいい場面が

そうそう

あるわけじゃない

気付いた時には

周りは敵だらけ

短刀も拳銃も

こちらに向けられている

眼光は鋭く

殺意が直接に伝わってくる


ありきたりな

鉄火場の空気

命がなくなる

二度と帰れない

そう思った時

腹の底から急に力が

吹き上がってくる


やってやろうじゃないか

死んだって構わない


心構えはできていなくても

心得はある

人生なんて

鉄火場の連続だから

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る