よこやり
前に進みたい
目の前に集中したい
ただ一点だけを見ていたい
なのに
横から声をかけてくる奴がいる
やりたいようにやってくれ
それはあなたの領分で
僕はどうしてもらっても構わない
だから
黙って
離れて
こちらのこの
研ぎ澄まされた時間を
乱すのだけは
やめてくれ
そんなよこやりに構っていたら
見えないものが見えてきたのが
一気に遠ざかって
霞んで
消えてしまう
消えてしまえば
もう二度と
それは見えないのに
くだらない話で
本当に大事なものが
失われてしまった
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