機械仕掛けの誓い

脇目も振らず

人の作った天の目が

示した先にある場所へ

まっすぐ進めば

迷わないのか


目的地を決める前に

目的地は決められて

一番近い道筋が

目の前に示されている


純粋な心なんて

持ちたくなかったのに

誰かがそれを尊いという

誰かがそれを羨んで

自分を卑下している


誰かが組み立てた構造が

無感情に示した道筋を

まるで何かを誓ったように

歩き続ける

一番早くたどり着けば

きっと尊いだろう

心が凍える道を

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る