EP8:超必殺

「ガハァ゛っ!な、何をした!」


女性はまだ生きている。


まずいなもう魔力が無い。


「答えないなら力ずくで!」


僕は死ぬのか?


「〈聖剣召喚〉!“神聖波動斬”!大丈夫か宇美矢!」


「大丈夫。ありがとう霧乃 星矢。」


「星矢でいい。それと今のは何だ?」


「僕の魔力を全て使う必殺技のようなスキルってところ。」


「なるほど、なら一旦下がってくれ。宇美矢が奴に与えたダメージを無駄にするな!皆んな行くぞ!」


「「「「「おおおぉぉ!!!!」」」」」」


剣技、魔法を次々と女性に当てていく。


多分だが僕が与えたダメージはそんなに多く無いがダメージがまだ残っているって感じだろう。


と、そんな中教皇がやって来た。


「勇者様方、大丈夫ですか!?この者は四天王の魔神エレイナ、魔王軍の幹部です。今から勇者様にはこれを渡します。食べてください。そうすれば勇者様は超必殺を使えるようになります。」


そう言って教皇は星矢に虹色に輝く実を渡した。


「勇者様、気をつけてください。この実を食べるのにはかなりのLVが必要ですからちょっとに……」


ちょっとにしてください。

そう教皇が言い終わる前に星矢は虹色の果実を食べきった。


「力が湧いてくる……ありがとうございますネスト・クデューエンさん!」


「何をしたかは知らないけど、ここで終わってもらうよ!」


女性改め魔神エレイナはもう回復していた。


「させない!……技が思い浮かんでくる。〈超必殺〉っ!“最終ファイナル最強覇道リミットブレイク”!」


星矢の聖剣エクスカリバーが眩しい輝きを放ち10メートル程の巨大な剣となった。

そしてその巨大なエクスカリバーは〈超光速度移動〉程のスピードも無いが目視出来るスピードでこれ以上無いくらいのスピードで魔神エレイナに倒れる。


「こんな遅いもの避ければ……なっ!?体が動かせない!?この私がっ!レベル1の人間如きに負けるなんてええぇぇぇーーっ!」


魔神エレイナは星矢の超必殺によって倒されたのだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る