68 Rena (レナside)
私は今、再び、この人の前に居る。
テリオス。
私の恋人。
そして言う。
「あなたは見たことがあるの?」
と。
「な・・何のことだ?!」
テリオスは答える。
テリオス。
私は言葉を続ける。
「神室一期、を見たことがあるの?」
と。
「・・一体何のことだ?」
独立したAIのテリオス。
「・・レナ」
テリオスが見たことのない人。
(神室一期)
そして私も見たことがない。
東京都新宿区〇‐2
に居る。
神室一期さん。
の事を。
「見たことがあるか?だと?」
テリオスは相変わらず。
「そう。神室一期っていう人を」
「何を言うレナ。現に居ただろう魔王として!」
「そしてmissingの中にもログインした!高校生だ!」
「そうね」
私は優しく答える。
テリオス。
教えてあげないと。
恋人として。そして
同じく独立したAI。
レナとして。
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