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「レナ、君の魔法、ますます強くなったな」
テリオスは言う。
「・・・」
レナは何も答えない。
「そして綺麗になった」
それに対して、レナは
「あなたは・・テリオスじゃない」
と答える。
「何?」
テリオスが言う。
「テリオスは、あの時、死んだの」
レナの表情は、何か決意めいたものを感じる。
「何を言ってる?俺はここに居る」
「・・・・」
レナは何も答えない。
「レナ、解らないか?残念だな」
そして、目の前が揺らめく。
それと同時にレナはワープする。
しかし、この部屋の広さは限られている。
俺たちは部屋の角に追いつめられる。
「レナ、君の魔力も無くなったようだな。」
声が言う。
「・・・」
レナは確かに連続のワープで、もう魔法は使えないようだ。
「君も一緒に連れていきたかったよ。レナ。」
と謎の発言をするテリオス。
(何を言ってる?どこにだ?)
俺は不思議がる。
「そして神室よ。お前には感謝している」
と再び謎の発言をするテリオス。
「ここに来れたのも、お前のお陰だ」
(!?)
なんだ?俺が何だって言うんだ?
「最後だ、とにかく2人とも、感謝するよ」
と言うテリオス。
そして揺らめく一面。
瞬時に、
俺たちはそこから消された。
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