51 different

ここは、AI独立システム研究所。


今ここで、起こっている。

異変が。


何か起こってはならぬことが。


俺は朧げに思い出す記憶の中で、何か形を探していた。


その時、立体モニターの


-AI独立システム-

工程-

Missing

の後に


error!error!


と文字が続く。


そして部屋全体に、赤い光が点滅しだす。


「レナ」

テリオスが言う。


「感動の再開だが。もう一緒には居られない」


「テリオス!どういうこと?!」

とレナが叫ぶ。


「お別れだ2人とも」


その時、目の前が、

ブレる。


何かこの部屋全体が、一瞬消えたような気がした。


次に襲ってきたのは。


俺の左手の違和感。


見てみると、俺の左腕が綺麗に無くなっていた。


「え!?」

痛みは全くなく、綺麗に消えている感じだ。


怪我、とか物理的なものでこんな風になるのか?


「神室!?」

レナが心配そうに叫ぶ。


俺はただ立ち尽くす。

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