49 sandstorm

俺は意味が分からない。

レナも同じ様だ。


「クク。まあ、それはいい。

君はさすがだ。よくやってくれたレナ」

とテリオスは言う。


そして


「お前もな、神室 一期」

と言う。


「!?」

なんだ?俺の事か?


「フフ。全く予想通りだったよ、お前は」


なんだ?何を言ってる?

意味が分からない。


「テリオス、一体どういうことなの!?」


「落ち着けよレナ」


その時、映像が乱れる。

徐々に、ちらつきが現れる。


「レナ、君に言わなきゃならないことがある」


「??」


映像は更に乱れていって、暗くなっていく。


「俺は生きてるが、死んでるんだ」

テリオスが言う。


どういうことだ?


「ヴィクターは俺であり、俺ではない。」

一体、何を言ってる?


「残念だが、詳しい説明をしている暇は無い」


「テリオス!」

レナが叫ぶも


砂嵐となった、立体モニターが揺らめく、そして


徐々に文字が打たれる。


そして


-AI・・


-AI独立システム-


・・工程-


missing


と文字が打たれる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る