39 神室 一期

「!?」


俺は驚く。

これは、


俺か??

俺なのか?


そう、感じる。

ここから、何か今までとは違うものを。


そもそもこの世界。

絵画から入ったこの世界。


入る時のヴィクターの慌て方。

ここにはおそらく、


(答え)

が、ある。


俺は自分の部屋に入る。


の部屋へ。


その時、空から突如、槍が襲う。


「ウア!」

俺の肩に命中し倒れこむ。


「神室!」

レナが駆け寄る。


すると

「フフフ」


そこに現れたのは、やはりヴィクターだ。


「ヴィクター・・」

レナは睨む。その目は、俺が初めて会った時にそっくりだ。


「クク。そう睨むなよレナ」

ヴィクターは不敵に笑みながら近づいてくる。


その時レナは俺の手を握ってくる。


「レナ・・!」

嬉しかった、俺を頼ってくれている。

それに・・。


傷だらけでフラフラでも、レナの前に俺は立つ。

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