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俺(神室)は思う。
いや、感じる。
この先は、俺の事、過去、ルーツ。
大きなものが待っている。そんな予感。
それは、何なのか?
この青く、ぼんやり光るトンネル。
何か俺の記憶を、揺さぶっている。
おもえば叶う。
と、それは始めテリオスが言っていた言葉だ。
テリオスは何を思ったのか?
横に居る、レナを見つめる。
同じくトンネルに立っている。
レナは何を思うのか?
このトンネルの通路は、自動で移動している感じだ。
このまま、何処へ向かうのか?
やがてトンネルの出口が見えてきた。
そこは。
全体的にぼやけすぎていた。
辛うじて判るのは、白い空間。そして少しの灰色。
余り色は無く全体的に、無職、無機質。
そしてどこかの通路、廊下?だろうか、長く一本道が続いている。
俺とレナは、そこに立つ。
そして見つめ合う。
進まなければ、今は。
2人は先にある道へと歩き出した。
やがて何らかの文字が遠くに見えてくる。
‐Labo‐
と。
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