27 謎
レナは、
「想えば叶う」
と呟く。
そして、懐から本を取り出す。
その本には見覚えがあった。
何処だったか?
「あ!?」
そう、それは、ヴィクターの魔導書!
あの魔法の矢を作っていた魔導書だ。
(何故レナが?)
俺は不思議がる。
すると
「盗賊のおいら顔負けだね」
とロディが言う。
まさか?盗んだのか?
一体どうやって?
レナは教会でヴィクターの代わりに祈る時、
そっくりの本とすり替えていたという。
そして、書斎の奥へと進む。
するとレナは
一つの本棚の前に立つ。
その本棚は、一見何の変哲もない。
しかし、よく見ると1列の本の列が少し斜めに傾いている。
それを手で起こすレナ。
すると、そこに隙間が出来る。
丁度一冊の本が入るくらいの隙間が。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます