『告知』

やましん(テンパー)

『告知』


『このお話は、まだ、『たぶん』、フィクションです。』



          😈


   


 そういえば、母も父も、がんだった。


 お医者さまから呼ばれ、説明されたあと聞かれた。


『告知しますか?』


『いえ。』



 最近、身体中が痛い。


 おしっこが止まらない。


 動くのが辛い。


 あれ?


 ぼくは、告知をたのんでたかしら?




 この頃、お医者さまの歯切れが悪い。


 『痛いですかあ。じゃ、シップ出しときます。』


 『なんか、どこかおしいんじゃないかと。』


 『ま、やましんさんは、あちこち、おかしいから。はへはへはははは!』


         👹


 奥さんが、すでに、ひそかに、呼ばれていたのは、さすがに知らなかったのである。



         👼


            おしまい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

『告知』 やましん(テンパー) @yamashin-2

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る