第365話  ジョンの支配下の街

 打ち合わせ通りジョンの所に着くと、これからジョンの妻達が各町を訪れると言う。俺はどうしたものかと悩んだが、まずは一頭のメスに乗り、町に向かう。そこでゲートを繋げるのだが、そのメスに次の町まで乗せて貰うような形になった。


 そこでその段階で用意されていた服を受け取り、一旦ヒナタの街に服を渡す。そして次の町に乗せてもらう。そこでまたそこにいるメスに乗せてもらい別の町に赴く。また、町ではメスのドラゴンは己の夫たるドラゴンの事を伝えた。この者に負けて人間の形をした大天使の支配下に有る事と、この後全ての街を回り、各々の町の領主または最高責任者を集め、会議を行う事となると説明し、会合に臨む準備をするようにとだ。


 うどうやって行くのかは特別な能力を持っているランスロットという天使が瞬間移動できる能力を持っていると説明をし、妻のドラゴンの下で待つようにと言って準備をさせていた。俺はならばお昼を食べた後にすると話をし、それまでは政務に励むようにと伝えてある。そう複数の街を回るのに午前中一杯の時間を必要としたからだ。


 いずれ俺がこの世界から旅立つ旨を説明してくれている。そしてジョンが新たな支配者として人間と共存し、人間の発展の為にお互いを共生者とし、協力者、仲間とし過ごし、協力をする関係にと。色々なこと事試みて行くと。


 そして守護者として人間を守る約束をさせ、どちらも敵対行為をしない旨の確認をしていく。


 そういった事を話すようすると。ドラゴンの妻達から説明をして貰っている。


 そしてジョンにはヒナタの居る街に向かわせた。他の街は勿論ジョンの姿を知っているが、この町だけは知らない。その為、まずは街の入り口でジョンがドラゴンの姿で、そしてその妻達も一斉に集う。そこはゲートを出し、一瞬だけ巣を留守にはさせたが、代わりにブラックスワンとナタリーを護衛に置いてきた。何かあれば念話しで即時ゲートで戻る。 

 

 その後妻達は返してあげた。どれぐらいのドラゴンがこのジョンの配下にいるのかを認識させる為にこの町の支配者に見させたのだ。


 それはある意味圧巻の姿であった。ジョン、ヒナタ、そしてジョンの妻達の順番で大きさが違う。ヒナタも大きなドラゴンではあったが、並んで見ると良くわ分かったが、ジョンが一回り大きいのだ。


 そしてその妻達は皆日ヒナタより一回り小さい。ドラゴンの強さはその大きさで大体決定していると言う。


 もしもジョンに対し、ジョンの妻達の全が一斉に反旗を翻したとしても勝負にならないと言っていた。10分もしないうちに全滅させる事ができるのだと言う。いかにヒナタが善戦していたかが分かる。


 そうジョンが本気を出していなかったのだ。元々ヒナタも妻として迎え入れるつもりでねじ伏せに来たので、怪我は負わせても致命傷を負わせて殺すさないようにしていたからだ。逆に日向はジョンを敵と認識し、殺そうとして必死に戦っていた。その為にある程度長い時間持ち堪る事ができたのだ。


 そうして話し合いをするのにさすがにドラゴンの姿のままではやりづらいという事で顧問や各町から招いた領主達の目の前で人の姿に化けさせた。今ままでは人の姿をさらした事がなかったと言う。


 あえて裸の姿を晒させていた。ドラゴンの姿から人間の姿になるとどうなるのかを1度粗末な服を着させてドラコンの姿に戻させた。そしてもう1度人間の姿に戻すとバラバラになった服が足元にあり、ドラゴンの姿になり人間の姿に戻っても裸であり、人間の姿からドラゴンになると服がボロボロになり引きちぎられるという子とを認識して貰ったのだ。


 もしもジョン達が街にいて、人間の姿に戻る時は服を提供してあげてほしいという事を伝えた。


 見て見ないとどういう事態になるのか分からないからだ。ただ人間の姿に戻ると本来の強さの1/10位にまで落ちるとは言っても、本来であればありえないぐらい強いドラゴンの1/10だ。それでも人災レベルで強い。人間の姿になっていても町のひとつやふたつ位本気を出せば滅ぼすのは簡単な事だ。要はそれ位はの強さなのだ。


 そうやって人の姿になってあなたの街の顧問主席の館にゲートをつなぎ会議を始めるのであった

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る