第29話 スキルを

 宿に戻ってきて1人分を追加で払った。ナンシーに聞いたら同じ部屋で良いと。


 食事をして部屋に戻る。ナンシーの装備を確認するのだがその前にステータスを確認する

 付与予定もメモに記載する

 名前 ナンシー・アルテミス

 種族 ハーフエルフ

 性別 女性(処女)

 B88 W56 H84  身長160cm

 年齢 18

 レベル 1

 生命力 85/85

 魔力  60/60

 強さ  85


 ギフト

 真偽判読


 スキル

 剣術(片手剣)1

 肉体再生(予定)

 隠密1(予定)

 馬術1

 交渉1

 算術1

 弓術2

 風魔法1


 魔法

 ウインドカッター

 スピードアップ

 職業 冒険者


 称号

 奴隷 ランスロット


 今はナンシーがお風呂に入っている。


 装備はショートソードにロングボウ、ビキニアーマー

 今度武器や防具新調しないとな。


 そう言えばこの前ゲットしたゴブリンキングのはショートソードだよな

 鑑定すると

 『ゴブリンの王の為にミスリルで作られた稀少な剣。魔力を込めると斬撃を飛ばすことが出来る。但し使用者が風属性の魔法を使えること。折れにくく刃こぼれしても時間と魔力にて復活する』


 とある。

 滅茶苦茶良さそうだな。次にオーガの魔石で強化をすると

 麻痺+10

 何々 攻撃の当たった相手へ麻痺状態にする。耐性無しの場合100%

 刀身の強度と攻撃力を100%増やす

 うわーやばそうな補正だ。


 ビキニアーマにオークの魔石を使って・・・・ヨシ+6か

 かなり防御力アップだな


 風魔法はエルフの血がそうさせてるのかな。弓と剣か。弓はごく普通のロングボウだな。これもちゃっちゃとやっていく。

 ロングボウ+7か

 しなりが強くなり同じ力でも威力と矢のスピードが70%上がるのか。

 シェリーが俺の横で強化の様子を見ている。


「俺なんか見ていて楽しいか?」


 と不思議そうに聞いた。


「見てて飽きないですよ。だってランスロット様の真剣なお姿はドキドキしますもの」


 中々嬉しい事を言ってくれる。

 おいでとお手招きしてやると俺にもたれかかってきた。可愛い奴だ。まだあどけなさが残っているが美人である。


「今日はお疲れさま」


 と言い頭を撫でてあげる。そしてキスをする。

 そうするとナンシーが


「お風呂頂きました」


 と出て来てしまった。俺達がキスをしている様子を見て真っ赤になった。


 次にシェリーが風呂に入って行く。

 ナンシーが羨ましそうな顔をしながら


「奴隷契約って不思議ですね。常にランスの事を感じるんです。なんというか暖かい心地良い感じなんですよ。所で今は何をなさっているのですか?」


 と質問してきた。


 そう言えばシェリーにしろナンシーにしろよそよそしい態度は無いけど口調がいつも上品だよな。


「うん、装備に魔石を使い強化を施しているんだ。」


「えっええ!それって錬金術師じゃ無いと出来ないんだって聞いてますよ?」


「俺って異世界からの転移者って言ってなかったっけ?俺のは転移者に備わるギフトのようだよ。多分かなり反則級のギフトなんだろうけどね!」


 ナンシーが驚いて口をパクパクさせている。


「それでね勝手に鎧にも強化を施したんだ。強度と防御力60%アップ。でロングボウね。 

 こちらは威力と矢の速度がが70%アップ。しかも弓を引き絞る力は変わらないのに威力が上がるんだ」


 ナンシーは呆然としている。

 駄目押しで


「そうそうゴブリンキングの剣だけど、ミスリル製だって。魔力を込めると斬撃を放てる。でねオーガの魔石で強化したら麻痺を与えるのと100%攻撃力が上がったんだ。これ使ってね」


 ナンシーはわなわなと震えている。国宝だの何だの呟いている。


「おーいナンシーさんやーい戻っておいで」


 と声を掛けても顔の前で手をかざしても反応が無い。


「戻ってこないならおっぱい揉むぞー。」


 反応が無いので


「失礼しまかぜ」


 と言い湯上がりの双丘を揉みしだいた。するとナンシーが正気に戻り、俺は何も無かったかのように座った。


「取り乱して失礼しました。私の感触は如何でしたか?」


「あれ?覚えてたの?」


「はい。男の人に胸を揉まれるなんて初めてなんですよ。それがランスだったから幸せな気分なんですよ。」


 俺は照れながらしかしさらっと


「至福の時だったよ」


 と言うと平然としてしかも申し訳なさそうに


「どういたしまして。それよりこんな貴重な剣を頂いても宜しいのですか??」


「うん。俺の大事な人なんだ。貰ってくれると嬉しい。俺にしろシェリーにしろ獲物が違うんだから遠慮しないで。」


 と言うとナンシーは剣をそっと手に取りうっとりと見つめていた。

 シェリーが上がって来たので俺も入る事にした。

 体を洗っていると


「失礼します」


 と水着姿のナンシーが入って来た。俺は慌てて


「あ、あのナンシー?どうしたの?」


 と聞くと奴隷はご主人様の体を洗うものですからと言う。どうせシェリーが奴隷のイロハを伝えたんだろうな。


「じゃあ頼むね」


 と背中を洗って貰った。


 白の上下に緑のパレオ。いやらしさはなく清楚な感じ。


 湯船に入るとナンシーも入って来た。ナンシーのボディーラインはそれは素晴らしかったとだけ言っておきます。鍛えているのか脚がほっそりとして無駄な肉が無い感じだった。

 どうやらスキル付与の時は一緒に湯船に浸かるのが儀式のルールと聞かされたっぽい。


「恥ずかしがらないでね。どうなるか聞いてるよね?」


 と言うと頷いた。俺はナンシーの髪の毛をかきあげてその耳を初めて見た。確かに尖ってるけど言わなきゃわからないかな。項が艶っぽく儚げだった。


 「じゃあ始めるよ」


と奴隷紋のある胸元に手を添え奴隷紋に触れるとナンシーが一瞬


「あっ」


 とびくんとした。奴隷紋に魔力を込めると付与を開始した。二種類選べれたので隠密と肉体再生を選んだ。


「くうう!うううランスロット様」


 と苦悶の声を出しびくんびくんとなっている。辛そうだ。準備完了になったので実行した。そして終わった。ナンシーは失禁して気絶している。慌ててナンシーを抱いて湯船から上がりクリーンを掛けて脱衣場で拭いてあげた。そのままお姫様だっこをすると意識を取り戻したようで


「ランスロット様こんな事して責任を取って下さいね」


 と顔を真っ赤にして呻いていた。ベッドに連れて行きシェリーに着替えをお願いし、着替えが終わってから俺もベッドに入った。


「よく頑張ったね」


 と軽くキスをして休ませてあげた。シェリーは


「今日はお背中で我慢します」


 と背中に抱き付いた。胸の当たる感覚があったが俺も消耗していて堪能する事も無くすぐに眠りに落ちた。

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