第参話への応援コメント
気になった点が一つ。
「!」や「?」の後に文章を続ける場合は「 」(ブランク)を入れますが、お終いのブランク不要かと。
たとえば、
「あれ? あんた泣いてるよ? 」は「あれ? あんた泣いてるよ?」
みたいな。
細かいですが、普通はこんな感じにします。
さて感想です。
「陛下のために、お国のために、臣民が一つになって敵国と戦う。
玉砕は名誉。
全ては勝利のために。」
今時、こんなことを言うと右翼だの軍国主義だの言われて馬鹿にされますけれども、大戦当時は本気だったんですよね。
理由は、「負けら悲惨すぎる」からです。
日本はある意味幸福だったんですよ。
進駐してきた米軍がものすごく紳士的だったからです。
敗戦した場合、軍だけでなく民間人も虐殺されたり暴行を受けたりした事例は沢山ありますから。満州、朝鮮に進駐してきたソ連軍は女性を片っ端からレイプしましたし、通州事件やニコラエフスク事件のような虐殺の例もあるからです。
敵国の兵士が自分の妻や娘に乱暴を働くことを思えば、男はそりゃ命かけて戦うでしょう。
戦時中の日本人は、米軍があんなに優しいなんて思ってもみなかったわけです。だからみんな必死だったのだと。
作中にある「これこそが日本人のあるべき姿」と言うのはですね。
上からの命令に盲目的に従うのでなくて、「国を守りたい」と願う男の気概を尊重して自分(女性)も協力するって事だと思うのです。
そのうえで、愛する人を死なせたくないという葛藤が「異端思想」になるのでしょうね。
長々と失礼しました。
現代では、特にリベラル系の思想からは否定的な、いわゆる軍国主義が中立的に描かれている事に好感を持ちました。
作者からの返信
なるほど。勉強になります。
直しておきます。
この時代の話を書くと決めたとき、世の中の流れに対してどこまで美冬の気持ちを入れるかかなり迷いました。
結果的にうまく言ってよかったとこのコメント安心しました。
感想ありがとうございました。
第参話への応援コメント
完結、お疲れさまでした。
戦地に男を送り出す、残された女性の複雑な心理が丁寧に描かれ、心に残りました。素敵な作品ですね。
あの頃の情勢を考えれば、特高はさらに過激に、右翼に傾倒した市民はさらに熱くなっていましたからね。戦争を非難する言動など出来なかっただろうと思います。しかし、どれ程の女性が美冬のような想いを胸に、男を送り出したのか、それを考えさせられました。
一応は筆致企画ですので、最後に一つ。最終話の文中にあります「異端思考」は、当時の言葉に直し、「異端思想」に直されたほうがいいかもしれませんね。その方が雰囲気に合うかも?
素敵なお話をありがとうございました。(^ω^)
作者からの返信
ありがとうございます。
直させていただきます
第参話への応援コメント
とても素晴らしかったです。
色々と書きたいことはありますが、ただひたすらこの感動の余韻に浸っておきます。
ありがとうございました