賛美歌なんか大嫌い

今月のテーマは、「師走」、

今日のテーマはクリスマスイブにちなんで

「賛美歌なんか大嫌い」です。

うちの合唱サークル、いじめっこが一掃されたので、

居心地はよくなりました。

嫌がらせも、イヤミも、皮肉もナシ。

ただひとつをのぞいて。


ひとり、変わった人がいます。

みんなのまえで、自説を述べるんです。

それは別にいいんですが

政治的な発言や、宗教的な発言をなさるので

わたしとしては、いやだなと。


政治的な発言とは。

中国が尖閣諸島をうろついているので、

自衛のための戦争をしろというんです。

それは一理ありますよ。わたしも自衛に関しては、一家言ある。

ただね。

戦争になったら、自衛隊だけでは軍力が足りない。

徴兵制度が復活します。

徴兵されるのは、年金を搾り取られている若者です。

(まさか年金制度はそのままに、徴兵をするの?

廃止してもいい? そういう人はたいてい金持だろ。

若者が少ないうえに、戦争でますます少なくなったら、

「尖閣諸島なんかくれてやる」とか、言い出すかもしれないねえ。

けっきょく、この老人、なにも考えてないんじゃなかろうか)。

戦争は勝つためにするものですから、

中国が戦況で不利に立たされ、

自暴自棄になり、核兵器で日本を攻撃、

日本全滅、というシナリオだってありうる。

アメリカが対抗して核兵器を使ったら、

第三次世界大戦の火蓋が切って落とされることになりかねない。

そうならないうちに、早めにアメリカと共闘で空爆、

核兵器施設をぶっこわすとしても、

それがどこにどの程度あるのやら。

 (地下にあったりしたら、どうやってぶっこわすんですか?)

それに、たとえばほんとに核兵器が暴発してしまったら、

「二度とヒロシマ・ナガサキの被害を出さない」という、

日本の誓いは、どこに行くのでしょうね。

尖閣諸島の周辺だけ追っ払えば済む、

という話じゃないんです。

戦争になれば、勝つこと、すなわち

中国を倒すところまで考えなきゃならん。

(あるいは講和ということもあるけどさ……。

核の時代に、それがありうるのかどうかは疑問だ……)

世の中には、カオス理論というのがありますから

ささいなことが、大事にならないといいう保証はない。

こういうことは、最悪のことを考えるのがセオリーです。

楽観的な見通しをした結果、第二次世界大戦に負けた教訓が、いかされてない。


宗教的な発言とは以下の通りです。

賛美歌なんか大嫌いだ。

サークルで、クリスマスソング(賛美歌含む)をしよう、というと、

「いやだわ」(大声で)。

でも季節商品だもんねえ。このときにだけ歌うんだし。

わたしだって短大の時には、三帰依文(さんきえもん)とゆー

自ら法に帰依し奉る……などといったことを

寮のときに唱えさせられましたよ(クリスチャンだけどさ!)


思ったことを無邪気にいうことで

微妙な空気がただようんですが

空気が読めない人なのかもしれない。


わたしはその人とは、てきとーに愛想良く相手しています。

サークルが終ったら、それっきりの人でしょうな。


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