足立美術館へ行きました

2020/09/15、足立美術館へ行ってきました。

開館50周年ということで、横山大観の展覧会がありました。

目的は、日本庭園なのですが、大観の絵は圧倒的でした。

鼬(いたち)もあれば、山羊もある。ライオンもある。たくさんの富士山の絵、たくさんの真紅の日輪の絵。

わたし「西村京太郎の推理小説で、足立美術館の横山大観が描く鼬の絵がモチーフになった話があったって

     おかーさん、言ってたよね」

義母「そう? もう忘れた」

わたし「こら」


横山大観の言葉が展示されていました。記憶モードで印象的な言葉を書きますと、

『眼に頼るのは技術的なこと。それより心に頼れ』

『気魄(きはく)がなければ、絵は職人芸術になる』


セミの声が、かすかに聞こえる庭園を、喫茶店のなかから眺めます。

夫「今年は夏が短かったね」

義母「梅雨が長かったけーね。ところでこの庭園は、たっぷり葉のついた松の木と、スカスカの葉の松があるのね」

夫「庭園を絵画的に魅せる演出だろう。ほら、庭には小さい松が10個以上点在してるだろ。ああいう小さいのを作っている専用の場所があるんだよ」


まったりと、時が流れていきます。蝶や鳩がときどきやってきています。

夫「この足立美術館は、庭師を養成しているんだよ。大がかりな手入れの時は、外からも応援があるんだ。

  マネージャーは大変だろうな、尊敬しちゃう」

義母「(床の絨毯の模様を見て)この喫茶店の床の絨毯も、綺麗ね」

床の模様がアラビアの絵画みたいでした。赤い地に白いアラベスク風の模様。日本庭園とマッチしているのだろーか。


足立美術館の庭園は、日が照ると

そこだけ、照明があたったみたいに輝きます。

テレビ局のビデオカメラを持った人と、庭師が奥のほうにいます。


夫「ここのコーヒーは、専属のお店から買ってるんだけど

  その店は、ほかの豆はネット販売してるのに、ここの豆だけは

  ここに来ないと、売ってくれないんだよね」


お土産を買って帰りました。

今度は秋の紅葉を見たいということで、

HP、要チェックです。

……いつも忘れるんだけどね。

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