戦争語るデジタル世代
画面越し灯籠流し ■空襲前の街紹介
戦争の体験者が減るなか、戦争や平和をどう伝えていくかが課題となっている。コロナ禍に見舞われた戦後75年の夏。戦争を知らない若い世代が、さらに下の世代に伝えようと、さまざまな試みを始めている。
被爆3世が企画
企画展「第三世代が考えるヒロシマ『 』継ぐ会」を5年前から続けている。心がけているのは、被爆者の証言を若者にも伝わりやすいっよう「翻訳」して伝えることだ。来場者が「自分も」と運営にくわわり、今では10~40代の50~60人が関わる。継ぐ展の『 』は、あえて空白にしている。自分たちが何を継いでいけばよいのか。これからも考えていきたい」試みは各地に広がる。
東京大空襲の被災地図を紹介する18歳の少女。
監修したのは、大空襲を経験した作家の早乙女勝元さん(88)を父に持つ映像プロデューサーの早乙女愛さん(48)だ。幼少期から父と国内外の戦跡を巡り、強烈な平和教育の洗礼をうけた。中2と高1の息子の母として、伝え方もバージョンパップが必要、と考え、デジタル的伝え方を思いついたらしい。
☆ケーキから学ぶ
ゲーム形式で平和の作り方を考える「Peace of cake」の体験会。
ダイエット中、腹ぺこ、でしゃばり……生徒はカードで引き当てた役を演じる。
「私は少しでいい」「クリームのところだけたっぷり」それぞれの主張を踏まえつつ、対話を重ねる。ゲーム終盤。丸いケーキが地球とえ起きた「対立」は、核保有や資源争いなど現実の問題とつながっている、と種明かしされる。
ゲームマスターの鳥巣さんは、「過去を受動的に学ぶだけでいいのか。戦争体験者が減るなか、違うアプローチが必要だ」という。発案者のロシア出身、キリーロバ・ナージャさん(36)は、ケーキから見えるのは世界の縮図。平和の切り口は至る所にあると知り、行動に移すきっかけになるといい、と話す。
(以上、概要)
ケーキから平和を学ぶという着眼点がいいね。
しかも、ピース・オブ・ケーク(簡単!)というところのダジャレも効いてる。
こういうゲームなら、してみたいな。
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