サザエさん 特選エピソード #02

2020/02/17、義母といっしょにアマゾンプライムの

「特選 サザエさん」を見ました。

昭和くささがバリバリにあるアニメ。

今回は、第2話目です。

サザエさんのことを、ほとんど知らない人でも、

キャラクターがよくわかります。


たとえば、茶柱が立った、と喜ぶサザエさん。

占いでも迷信でも、信じる人には真剣なもの、という

舟さんの、おおらかな人柄。

その後、ラッキーがつづく姉とは対照的に、

不幸がつづく、いたずら坊主のカツオ。

いつも息子をしかってばかりの頑固者、波平さん。

姉さん、そんなにツイてるなら宝くじを買ったら、と助言するカツオに対して、

「欲をかくとツキが逃げる」

波平さんらしいセリフだが

舟が箪笥を開けると、彼のスーツから、宝くじの束がぽろり(大笑)


夜中に出かけるサザエさんを背後から脅し、妻を

震え上がらせてしまったマス夫さん、

妻が柔道に目覚めてしまって、これ以上強くなっては、と

危惧します。

ゴム紐の押し売りに、同情してしまう優しさも。

というより、だらしないというべきか(笑)

サザエさんが、押し売りを柔道着姿で追っ払って一件落着。


タラちゃんは、サザエが老けるのは似合わないと思っている。

カツオが心配かけるとサザエが老けると思い込み、

叔父のカツオをつけまわして「心配かけちゃ、いけません!」

純粋無垢。子どもって、こういうところあるね。


若返りを気にするエピソード冒頭では、テレビでの女優・歌手が老けたシーンがあって、

「わたしも老けたかも」と舟が鏡を見るんですが、昭和30年代に青春を過ごした女なら

だれでも共感しちゃうこと、確実。

作者はこまかいところに、よく着目してる。

サザエさんの買ってくれたワンピース姿の舟。ウキウキしてる妻に、

感想をなにも言わない波平とか……。

昭和って、男と女がすれ違いを楽しんでいる部分がありましたね。

イマドキは、「恋愛恐怖症」というのが、世間を席巻しているそうですが。



このエピソードでわかったんですが、カツオの表現力

(コミュニケーション力)が絶妙なのですよ。

「お鉢が回ってきた」

とか、ほかにもいろいろ、言ってました。

この手の言い回し、最近のアニメやドラマでは見かけない気がする。

カツオは、勉強はできないかもしれないが、

機転は利くし、妙なところで頭もよさそうだ。

この点、のび太と似たところがある。

最近アニメを見る限り、登場する学生はみんな語彙は乏しいし、

声は同じようだし、「いい子」すぎる。

つまらん。







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